泣ける映画とゆうことを思い出していたら、これ。
当サイト1番の最近作になりました。
これも 276「フラガール (2006)」監督 李相日 の稿で書いたように、それを語ればきっと、「おいおい、ベタやなあ〜分かりやすい」とか言われそうなんですが、いやはやほんと良くできた映画だと思います。普段アニメを観ないぼくでもすっかり心奪われてしまい、実はロードショーで3回も観賞。3回目なんてそこ、へ行くまでに音楽とかで先に涙がこみあげてくる始末。
画が美しい。
そしてただ単に性別が代わるだけなら使い古された物語、そこにタイムパラドックスの要素が入って、隕石の落下がなかったら?つまり、東北の震災がなかったら?もうひとつのタイムラインでは、あの日の続きの「生」があるかもしれないという暗喩を込めたファンタジー。だから深いんです物語の構造が(東北の震災を描いた映画ではありません、例として)。
どう解釈するか?は意見の分かれるところかもしれず、ぼくのようなアニメオタクでも 新海誠 (1973-) 監督 ウオッチャーでもない人間がとやかく言うことではない(そうゆう人たちにとって聖なる作品だと言うのが理解できる)ので、ここは素直に、ストーリー展開に抗うことなく観賞しました。
「アニメでしょ?」とか「ちょっとそうゆうの苦手」とか言ってる人に是非観てほしいんだけど、キスもセックスもない男女の(広い意味での)恋愛が、ぼくたちの誰もが通ってきた思春期の頃の、どうにもならない感じや、切なさだけで胸がやぶけそうになる感情など、そんな記憶のどこかにリンクしてくるような作品です。だから共感を呼ぶし、どえらい観客動員につながったのだと思います。
大ヒットを受けての次作 「天気の子 (2019)」 も観賞しました。それも素晴らしい映像美ですし、思春期感にチクチクくるところは同じなんですが、この「君の名は」の重層的な構成には及ばないとゆうか、決して比較することではないのですが、良かったです。
ハリウッドで実写版のリメイク製作が発表されて、それもどうなるのか楽しみです。口嚙み酒とかの神事的なこと、輪廻転生とかどのように表現するのかしないのか? 日本独自の「アニメ」という文化・芸術・表現が、これからも発展することが楽しみです。わくわくします!
キネマ旬報ベストテン 2016 13位
2019年6月現在のリメイク版記事
Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E3%81%AF%E3%80%82
公式サイト
強烈、観ていない人にはさっぱりだろうサイト
https://cinema.ne.jp/recommend/kiminonaha2016092717/3/
予告編 Youtube
公開当時観賞
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